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拘り-8
食材の鮮度(酸化還元電位・水素イオン濃度指数・糖度など)を測定してから調理しています。

HIRYUでは、入荷した食材の酸化還元電位・水素イオン濃度指数・糖度などを自社で測定し、青果の状態を確認しています。

酸化還元電位(Oxidation-reduction Potential; ORP)とは

酸化は物質から電子を奪う反応を指すのに対し、還元は物質に電子を与える反応を指します。
酸化させる力と還元させる力の差を電圧差として表した数値(単位:mV)を酸化還元電位(ORP)といい、酸化力が強いほど数値はプラスになり、還元力が強いほど数値はマイナスになります。
生物は体を構成する質量の大半を水分が占めています。
不純物のない純水は25℃・中性(pH 7.0)・3.33mol/L KCl-Ag-AgClを比較電極とする測定器を用いた条件下でORPの数値が+305mVを示すのに対し、ヒトの体液(血漿、唾液、羊水、尿)は純水のORP値以下の還元系領域に保たれていることが確認されています。
そこで、食療食学Restaurant HIRYUでは、体を酸化させない理想の食事としてORPの数値が還元系領域にある食材を使用することとし、当店独自の目安基準値としてORP+305mV以下の青果物のみをご提供しております。

ご注意)
ORPの測定数値は測定条件(水温、pH、比較電極の種類)によって異なるため、通常、学術論文においては、測定条件の違いを反映しない「標準酸化還元電位」として測定結果の数値を変換した数値を用いますが、当店では、測定機器および測定者を固定しており、あくまで当店内の食材検査を目的としている為、測定数値を直接表示しております。
このため、他者が謳うORP数値と比較することはできませんのでご注意下さい。

例)
ORP+224mV(pH2.30)のレモンとORP+224mV(pH5.87)のゴボウでは、ORP値だけを見ると同じなので、同量の還元物質量が含まれていると勘違いしがちですが、pHが異なる為、実際にはpHが低いレモンの方がより多くの還元物質を含んでいることになります。
即ち、酸性度が高く(低pH)かつORP値が低い農作物ほど、還元物質を豊富に含んでいる(還元力の高い)食材であることを意味します。

酸化と酸性と酸の違い

酸化とは、水素(電子)を失い、酸素と化合した結果です。
酸性とは、水素イオンを与える事ができ、酸素と化合できる酸の性質です。
溶液中にどれだけ水素イオンがあるかを測定(水素イオン濃度指数)する計量法が、pH(ペーハー)になります。※pHは単位ではなく計量法上の読み方になります。
pHは0(酸性)から14(アルカリ性)までの数値があり、真ん中のpH7が中性になります。
水素イオン濃度が最も高いのがpH0であり、水酸化物イオン濃度が最も高いのがpH14です。
pHが1上昇するごとに水素イオン濃度が10分の1になり、水酸化物イオン濃度が10倍になります。
先のORP+224mV(pH2.30)のレモンとORP+224mV(pH5.87)のゴボウの例では、pHの値が3.57異なる(log10X=3.57のときX=3715)為、このゴボウ中の水素イオン濃度はこのレモンの3715分の1(水酸化物イオン濃度が3715倍)になります。

pH(ペーハー)とは

酸化とは、水素イオンを失い、酸素と化合した結果です。
酸性とは、水素イオンを与える事ができ、酸素と化合できる酸の性質です。
酸がどれだけ水素イオンを持っているか測定(水素イオン濃度指数)する計量法が、pH(ペーハー)になります。※pHは単位ではなく計量法上の読み方になります。
pHは0~14までの数値があり、中性を7として以下を酸性、以上をアルカリ性としています。
数値が1低下するごとに水素イオン濃度が10倍になり、 1上昇するごとに10分の1になります。

Brixとは

ショ糖(いわゆる砂糖)、果糖、転化糖、ブドウ糖など、いわゆる糖の含有量を測るために、糖度として用いられる物理量です。
Brix値は20℃のショ糖溶液の質量百分率に相当する値で定められています。
ショ糖1 gのみを溶質として含む水溶液100 gをBrix屈折計で測定したときその示度 Brix 値が1%です。
例えば、質量分率30%のショ糖溶液(100 gの溶液中に30 gのショ糖(水は70 g))では、Brix値が30%となります。
一般的には、Brix値は、糖度として認識されます。

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